全国日本調理技能士会連合会とは

公益社団法人調理技術技能センターの正会員としての役割について

2014/04/10

この度一般社団法人全国日本調理技能士会連合会は、昨年6月の法人化に伴い懸案であった調理技術技能センターへの正会員入会を要望しておりましたが、年度末の理事会・総会において正式に承認され、4月より正会員となり、同時に同センターの理事に就任することになりました。周知のとおり、我々の団体は日本調理技能士の資格を有する料理人の全国組織の団体であり、後進技能士の育成に努める立場にもあります。従って技能検定試験に係わる試験委員(中央・地方)を委任される立場にもありますので、今後におきましては同センターの要求に完壁に対応出来る体制と体力を調えてまいります。
公益社団法人調理技術技能センターが実施する平成25年度後期の調理技術審査・技能検定試験も終了し、すでに3月から平成26年度前期試験(すし料理、中国料理、給食用特殊料理)の受験案内及び受験申請(受付は4月より)も始まっております。日本料理は西洋料理、麺料理とともに後期の試験になり、8月から受験申請が始まります。このように、調理技術技能センターは昭和57年に「調理師法」並びに「職業能力開発促進法」に基づき、「調理技術技能評価試験」等の実施を目的として厚生・労働両大臣の認可を受け、国家試験を実施する機関として法人組織の調理師関係七団体によって設立された法人です。調理技術審査・技能検定試験の目的は調理師のステップアップのために合格者には「専門調理師」と「調理技能士」の称号が与えられます。

また一方ではその高度な技術・技能を生かした地域の食育活動に積極的に参画する専門調理師が必要とされています。この橋渡し役をすすめる同センターでは「食育推進認定講座」を修了し、「専門調理食育推進員」として認定された方の名簿を作成し、都道府県の関係先に送付して活躍出来るよう考慮されているようですので、当会会員の皆様にも技能振興同様に食育推進にもご協力いただきたいと思います。

(全調技連会長 片田勝紀)