全国日本調理技能士会連合会とは

“令和の時代は技能士が評価され夢を持てる社会”に賛同

2020/02/01

 私達の上部団体である一般社団法人全国技能士会連合会(全技連:大関東支夫会長)の全国大会が例年11月始めに中央職業能力開発協会(釜和明会長)との共催で開催されます。昨年(令和元年)は11月1日にアルカディア市ヶ谷において盛大に開催されました。

 恒例により令和元年度全技連会長表彰の贈呈及び全技連マイスター認定証の交付が行われ、当連合会から団体表彰として沖縄県日本調理技能士会(石原昌明会長)、本部及び都道府県支部推薦の個人表彰として8名が受賞し、全団体代表として石原会長が授与されました。また令和元年度全技連マイスター認定者として日本料理では20名に交付されました。このほか、24名の方が5年ごとの更新を受けられました。業界にとって大変名誉なことであり、技能士としての活躍が期待されます。

 ところで最後に行われる「大会決議」では、ものづくり産業における失われた平成30年間の反省点を踏まえ、「令和の時代は、ものづくりが正しく評価され、技能士が夢を持てる社会にしなければならない」と宣言されました。諸手を挙げて賛同致します。

 ものづくり拠点の海外流出はじめ後継者不足による技能継承の危機のほか、組織を維持するための会員・会費の激減(少子高齢化社会による各団体に共通の切実な問題)等の深刻な現状を受け止め、可能なかぎり対応してまいりたいと思います。

 年頭にあたり記念すべき東京オリンピック・パラリンピックを歓迎し、令和2年が災害のない安心安全な一年になりますよう希望致します。

(一社)全調技連会長 片田勝紀